鳩にお悩みの方必見! プロが教える正しい鳩よけ対策法

ハト対策専門家が語ります
ハト被害にはレベルがあるので状況にあった正しい対策をしましょう

みなさんこんにちは。
みんなのハト対策屋さんの遠藤です。

平和の象徴として扱われることもある鳩。
童謡としても歌われるなど、人間社会と関わりが強い鳥ですが、実は非常に厄介なやつなんです…!
このページに来たあなたなら、すでに身をもって感じていることでしょう…。

「最近、やたら鳩がベランダにやってくるようになったんだけど…」
「ベランダに出たら鳩のフンでビッシリ…クサイし汚いし最悪!」
「鳴き声がうるさいと思ったら、巣まで作ってすみついていた…」

このようなことでお悩みの方が多いのではないでしょうか?
実はこういうことは珍しくなく、近年その被害が拡大してきているのです。

鳩は「帰巣本能」が強い鳥といわれています。

一度ベランダなどに来るようになった鳩は、その場所が気に入ると勝手に出ていくことはありません。そのまま放置すると、フンなどの被害がどんどん拡大していきます。

自宅のベランダなどが鳩のすみかにされては、たまったもんじゃありませんよね。安心して洗濯物を干すこともできません…。

しつこい鳩にイライラ。
そこで知りたくなるのが鳩よけ対策の方法。

「鳥よけにはCDを吊り下げるといい」とか「トゲがあれば寄ってこない」とか、なんとなく聞いたことがある方法はあると思いますが…実際効果はあるの?と不安なことでしょう。

また、自分で対策の方法を探すにしてもどの方法が正しいのか分からない。
間違った対策を行ってしまえば、逆に鳩がその場所に慣れてしまうこともあります。

お金と労力だけかけて意味がないなんて、嫌ですよね。

そこで今回は、「正しい鳩よけ対策方法」についてプロの視点から紹介していきます。
また、よくある鳩よけ対策グッズについて「本当に効果はあるのか?」も見ていきますね!
これを読めば適切な「鳩よけ対策」が分かるはず。

打倒、しつこいハト!「家に鳩の巣を作られて困っている!」「フンをされて不快…!」という方は必見です。

それでは参ります。

>>すぐにでもハトを追い出したい!とお急ぎの方はこちら

甘くみるべからず!しつこいハトの生態

そもそも、どうしてハトは人様の家にズカズカと入り込んですみかにしてくるのか…。

日本には6種類ほどの鳩が生息していますが、フンなどの被害を引き起こしているのは主に「ドバト(カワラバト)」という鳩です。

正しい対策をするにもまずは敵を知ってから。
ということで、まずはドバトの生態やその被害について説明したいと思います。

他の種類のハトや詳しい生態を知りたいを知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

【関連】ハトの生態や特徴を知って、ハト被害を防ぐ!卵や巣への対処法も

被害が大きい「ドバト」!その恐るべき帰巣本能とは

ドバト

ドバトの体長は30㎝ほど。
全体的に灰褐色で、角度によって緑色や紫色に見える首元が特徴。

鳩の特徴の中で非常に厄介なのが「帰巣本能」になります。
そのしつこさは、1000㎞離れたところからでも自分のすみかへしっかり戻ってくるほど。

昔から鳩はその帰巣本能を活かして通信手段に使われていたり(伝書鳩)、元の場所に帰ってくる時間を競いあわせて娯楽とされていたり(鳩レース)しました。

それくらい「鳩の帰巣本能」はバカにできないということです。

こんな強い帰巣本能をもつ鳩に家のベランダを「すみか」認定されてしまえば、しつこく飛んでくるのも分かりますよね。

鳩自身は「自分の家に戻っているだけ」なんです。すみつかれた側としては不快ですが…。

また、鳩は嗅覚が発達していてニオイを敏感に感じ取ります。
そのため、自分のフンのニオイに安心感を覚え執着し、一度フンをした場所でまたフンをするようになるのです。

フンを放置しておけば、また鳩がやってきて同じところにフンをして、またやってきてフンをして…が繰り返されます。

いつのまにか山盛りになっているフンを見て絶句することでしょう…。

子育てのため、安全な場所を求めてやってくる

ベランダ

鳩はかなり繁殖力が高いです。
この繁殖力の高さは「鳩が減らない理由」ともされています。

ドバトであれば繁殖期が3月~11月までととても長く、その期間平均で5回~6回、多い時は7回も卵を産みます。特に春~初夏が繁殖期のピークです。

ハトは1回に2個の卵を産むので、10〜12個の卵 × 鳩のツガイの数と考えれば、1年にものすごい頻度で鳩が増えていっているのが分かりますね。

そして卵を産み安心して子育てするため、カラスやネコなどの天敵がやってこない安全な場所をすみかとして求めるのです。

安全な場所…そう。
三方を囲まれたベランダや、天敵が入り込んでこない屋根の太陽光パネルの下など…。

あなたの家が狙われる理由が分かりましたね。
ベランダや太陽光パネル下は、鳩が子育てをする上で絶好の場所なんです。

一度巣を作るとその場所に執着し続け、ちょっとやそっとの対策では出て行かなくなります。巣を作ったあとは卵を産み、ヒナがかえったら巣立つまで子育てをします。

巣作りからヒナの巣立ちまで40日前後。その間フン、 ニオイ、鳴き声、物音などに悩まされるわけです…。
あなたは穏やかな顔で観察していられますか?

病気の原因にも…。ハトにすみつかれて起こる被害

鳩にすみつかれると、とにかくフンの被害がひどいんですよね…。
まず汚いフンがただそこにあるだけでも気持ち悪く、視覚的な被害をうけます。

さらに、以下のような二次的被害もあるんです。

  • 周囲にただよう「悪臭」
  • フンがエサとなり「害虫が発生」
  • フンの成分により「金属・塗装・コンクリートが劣化」
  • フンが「病原菌を媒介」

悪臭は言わずもがなですが、これは自分の家だけでなく周りの住人にも被害を及ぼします。
日に日に積もっていくフンとその臭いで、ベランダに出るのもイヤになってしまいます…。

さらに鳩のフンはゴキブリやダニなどの害虫のエサになるため、フンのせいで家に害虫がわくはめに。
まさに踏んだり蹴ったり。最悪ですよね。

フンには酸が含まれてるので、触れている箇所の金属やコンクリートはどんどん劣化していきます。

そして、一番怖いのがフンによる健康被害です。

鳩は実は「空飛ぶネズミ」と言われるほど不衛生な動物。

ハトはネズミと同じくらい不衛生

鳩の体内にはいくつもの病原菌・寄生虫が寄生していて、それらがフンとなって外に排出されます。

フンが乾燥して空中に舞うことで、私たちは知らぬ間に菌を吸い込んでしまうことになります。
免疫力が低い子供やお年寄りの方、体の弱い方は重症化する恐れがあるのでフンの側にいるのはかなり危険です。

吸い込んだり触ったりしてしまうと、以下のような病気を引き起こす可能性があります。

  • クリプトコッカス症
  • オウム病
  • ニューカッスル病
  • トキソプラズマ症
  • ヒストプラズマ症
  • サルモネラ菌食中毒

どれも重症化のおそれがあり、肺炎・気管支炎などの呼吸器の病気や、インフルエンザのような症状を引き起こしたりします。

なかでもクリプトコッカス症はかなり有名で恐ろしい病。ひどい時には死亡にいたることも…。カビによる感染症なのでかなり軽く、エアコンの室外機から吸い込んで部屋の中に広がる可能性もあります。

また、病気以外にも鳩に寄生しているダニやノミ、乾燥したフンの微粒子を吸い込んでしまうことでアレルギーを発症することもあるんです。

ベランダなどで見かけるようになったら、すぐにでも対策が必要だということが分かりますね。

被害レベル別!効果的な鳩よけ・鳩対策の方法

前項では、鳩被害の恐ろしさを知ることができたと思います。
このまま放っておいたらヤバいかも…ということで、さっそく鳩対策をしていきたいところですね。

「でも、一体何から手をつけたらいいの?どの対策が効果あるの?」

その気持ち、よく分かります。
実際、私もお客さんから同様の悩みをよく聞きます。適切な方法を教えて欲しい、と。

とにかく早く対処するべきなのは明らかですが、実は鳩の被害には段階があります。
そして、段階ごとに適切な対策が微妙に異なってきます。

対策によっては「自分で簡単にできるか、できないか」も変わってきますので、まずは自分の家の鳩被害がどのレベルなのかを把握する必要があるんです。

以下に一覧表を用意したので、まずは

  • 自分の被害レベルがどれくらいなのか
  • どんな対策をする必要があるのか

を確認してみましょう。

段階 被害状況 適切な対策
初期~中期 レベル1:休憩鳩
明るい時間、ベランダの手すりなどに羽休めでとまりにくる。滞在時間は短い。
軽い騒音と少しフンをされる程度の被害。
・フン清掃
・テグス
・ワイヤー
・スパイク(剣山)
・忌避剤(スプレー)
レベル2:待機鳩
安心できる場所だと認識し、手すりだけでなく中まで入ってくる。仲間を待つためにその場所を利用。滞在時間は長め。
軽い騒音がし、フンの量が増える。
・フン清掃
・テグス
・ワイヤー
・スパイク(剣山)
・忌避剤(スプレー)
レベル3:ねぐら鳩
安全な場所と認識。明るい時間だけでなく、夕方や夜まで長時間滞在するようになる。
早朝や夜間も鳴き声などの騒音被害。
大量のフン被害。
・フン清掃
・(テグス)
・(ワイヤー)
・スパイク(剣山)
・忌避剤(ジェル)
・防鳥ネット
後期 レベル4:巣作り鳩
完全にねぐらにされ、巣まで作られる。四六時中やってきて、長時間滞在するようになる。
早朝や夜間も鳴き声などの騒音被害。
大量のフン被害。
巣や卵、ヒナも増えていく。
・フン清掃
・忌避剤(ジェル)
・防鳥ネット
・パンチングメタル

しつこい鳩に「放っておけばいつのまにか居なくなるだろう」は通用しません。
鳩の被害に対しては、対病気と同じで「初期段階で手を打つこと」が非常に大事です。

ではここから、表に載せている鳩よけ・鳩対策の方法を詳しくご紹介していきます!

どの被害レベルでも必ずやる!ハトのフン清掃

フンの清掃

表を見てすでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、どの被害レベルでも共通して必ず行っていただきたいのが「フンの清掃」です。

さきほど「鳩の生態」の項でもお伝えしましたが、鳩は自分のフンにもとても執着する生き物です。
自分のフンがあることでその場所を安全だとみなすのだ、とお伝えしましたよね。

そのためフンを放置してしまうことが、さらなる侵入を許すことに繋がってしまいます。
フンを片付けない限り鳩は安心して戻ってきますし、同じ場所にフンをしていくわけです。

こういった悪循環を止めるためには、フンそのものだけでなくフンのニオイまでしっかり落とす必要があります。

フン清掃をするときの準備

鳩のフンを掃除するときは、フンに含まれる病原菌を吸ったり触れたりしないよう気をつける必要があります。
ですので、まずはマスクやゴム手袋を用意して自分を完全防備しましょう。さらにゴーグルで目を覆うことができればより安心ですね。

掃除に必要なのは、以下になります。

  • バケツかペットボトル
  • ぬるま湯
  • 消毒液(エタノール消毒スプレー/次亜塩素酸ナトリウム消毒液)
  • 新聞紙やキッチンペーパー
  • ビニール袋

殺菌のための消毒液は、薬局で購入できるような「エタノール」で大丈夫です。
「次亜塩素酸ナトリウム消毒液」はエタノールよりも殺菌力が高い分、金属を錆びさせる作用が入っています。金属部分には使わないようにしましょう。

フン清掃の流れ

準備が整ったら、以下の流れでフン掃除をしていきましょう。

  1. バケツ(ペットボトル)にぬるま湯をくんでおく
  2. 固まっているフンにぬるま湯、消毒液をかけてふやかす
  3. フンが柔らかくなったら、新聞紙などで拭き取る
  4. フンがあった場所にぬるま湯や水をかけて洗い流す
  5. フンがあった場所に消毒液をかけて、もう一度拭き掃除

フン掃除は「湿らせて、拭き掃除」がポイント。
掃き掃除をすると乾燥したフンから粒子が舞い上がってしまうため、絶対にやめてくださいね。

使用した新聞紙やマスク等は全てビニールにまとめて入れて捨てましょう。

フン掃除はハト被害レベルが進むにつれ大変な作業になります。
「フンを見つけたら、まずはすぐ清掃!」を意識してくださいね。

もっと詳しくフン掃除について知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

また、自分で掃除するのがめんどくさい!正直汚いしやりたくない…という方はハト対策の専門業者に頼むのも1つの手ですよ。安全なフン清掃も、プロであればお手の物。

私たち「みんなのハト対策屋さん」もフン清掃の依頼をかなりいただいております。お悩みの方は遠慮なくご相談くださいね。

フンだけじゃなく、巣や卵も撤去していいの?
ハトの巣

巣を作られた場合、フンだけではなく巣や卵も一掃したい気持ちになると思います。

ですが、それはお待ちください!

実は、鳩は「鳥獣保護法」で保護されている動物。勝手に巣や卵、ヒナを撤去することはできないのです(移動だけでもNG!)。市町村の許可を得ずに撤去すると法律違反になってしまいます。

ただし、まだ作りかけで卵もヒナもいない状態の巣であれば撤去は可能です。
ですので卵を産む前に対策をしておきたいですね…。

ちなみに、許可なく鳩を殺傷するのも法律違反です。
弱らせる行為だけでも法に触れる可能性があるため、自分で鳩を追い払おうとする場合はかなり慎重にやっていただきたいというのが正直なところでございます。

初期~中期(レベル1~3):まだ巣を作られていない!

初期中期で完璧に棲みついていない場合は自分で対策できる可能性が高いです。

鳩がたまにやってくる程度の「初期」。
鳩が日常的にやってくるようになる「中期」。

でもまだ「巣は作られていない」段階であれば、まだ自分でなんとかできる可能性が高いです。

鳩は非常に学習能力が高いので「ここは安全だ」と思わせてしまったらとにかくしつこいです。早い段階で、その学習能力の高さを逆手にとって「ここはイヤだ、安全じゃない」と思わせる必要があります。

では、初期・中期の段階での適切な対策方法をご紹介していきますね。
大きく分けて「モノで追い払う」方法「ニオイで追い払う」方法の2種類に分けられます。

  • モノで追い払う:テグス、ワイヤー、スパイクの設置
  • ニオイで追い払う:鳩が嫌がる忌避剤の設置

効果を高めるためにも、数種類の対策を組み合わせることをオススメします。鳩にとって嫌な環境を、モノとニオイの両面で作り出しましょう。

テグスやワイヤーを設置
ベランダの手すり上に設置すると良いワイヤー

これはまだ被害レベル1もしくは2の段階で、手すりに休憩しにやってくる程度のときに有効な方法。
すでに内部まで入ってきている場合は、設置したテグス・ワイヤーを飛び越えてやってくるので意味がありません。

設置場所は、鳩がよくとまるベランダの手すりの上。
鳩がとまろうとやってきたときにちょうど体にあたり、不快に思うようになります。

今だと手軽に取り外しができる器具も販売されていますので、「ベランダの手すりに布団を干してるんだけど…!」という方でも安心ですね。サイズにもよりますが、相場は1,000~5,000円程度。

設置の際のポイントは「わざとたるませて張る」こと。

ピンと張ってしまうと、逆に鳩が安定してとまれる場所となってしまいます。
そうなってしまえば鳩にとって嫌な環境ではなくなり、効果が減少してしまいます。

また、テグスを張る場合は透明で丈夫なものを選びましょう。
テグスは鳩に見えないようにして、「手すりにとまりたいのに、見えない何かに邪魔されてとまれない…!」という、鳩にとって不快な環境を作り出します。

例えばこのような、細すぎないナイロンテグスがオススメです。

被害レベル3まできてる状況なのであれば、テグスやワイヤーではあきらめない可能性が高いです。
被害レベル後期の説明で詳しく説明する「防鳥ネット」で物理的にシャットアウト方が良いでしょう。

ベランダの手すりの横に壁がある場合は、フックを使った設置方法がオススメ。
接着剤付きで便利なフックはこちらになります。鳩よけネットにも使用できますよ。

スッポンフックを使ったテグスの設置方法
テグスとスッポンフック
  1. 壁にフックを取り付ける(8〜10センチの高さがオススメ)
  2. フックにテグスをしっかりと結びつける

フックについている接着剤は火であぶり溶かして使います。火傷に注意しましょう!

保護シールを剥がすと接着剤がついています
接着剤をライターであぶります
アメ状になったらすぐに設置します

フックにテグスを結びつける際は、鳩がぶつかってもほどけないように2回ほどギュッと固結びします。

長さに余裕を持たせたほうがフックに結びつけやすい

強度が心配な場合は、固結びの上から接着剤で固めたり、フック自体にドリルで穴を開けてその中に通すように結ぶと良いでしょう。

※フックを取り付ける壁がない…という場合はテグスを結ぶポールが必要になります。

スパイク(剣山)を設置
金属製のスパイク

ベランダの手すりだけでなく、室外機の上や窓際など、鳩がいつもとまりにやってくる場所に設置します。
「針」とはいいますが、鳩を傷つけないような構造になっていますので安心してくださいね。

設置する際はなるべく針山が高いものを選び、すき間なく設置するようにしましょう。

まず針山が低いものだと、鳩が底面を厚くして針山の上に平気で巣を作ってしまうことがあります。
また、すき間を少しでもつくってしまうとそこに鳩がとまってしまいます。

スパイクの材質にはプラスチック製と金属製があります。

プラスチック製のものは安価で軽量なため選びがちですが、素材自体が柔らかいので鳩にとってあまり苦痛ではありません。
より効果を求めるのであれば、固くしっかりとした金属製のスパイクを選びましょう。

プラスチック製だと100均で購入できるので、対策にかかる値段の相場は、100円~数万円と幅があります。
やはり設置する箇所が多いほど費用は高くなります。

スパイクの設置方法
  1. スパイクの土台の部分に、接着剤、もしくは両面テープを取り付ける
  2. ハトよけをしたい場所にしっかり押し付けてとりつける

接着剤は、設置したスパイクが簡単に外れないようにわきから少しはみ出るように塗ることをオススメします。
もし手すりや柵などの狭い部分に設置したい場合は、接着剤の代わりに結束バンドで固定することも可能です!

鳩を傷つけないとはいえ針を扱うことになるので、作業の際は部品の先端でケガをしないように手袋を着用しましょう。

金属製のスパイクには、例えばこのような商品があります。

手のひらで触ってみると結構痛いです!鳩もかなり不快なはず。
いくつかのスパイクを、設置場所に合わせて連結させて使いましょう。

■手すりや柵には1列で

高さ11.5cm、幅8cm、長さ24cmの大きさになります

■室外機の上などには数列に連結して

5列にしたものを2つくっつけた状態

↑10個のスパイクを縦横フルに使うとこんな感じです!

忌避剤を設置
ジェルタイプの忌避剤

薬剤によって鳩が不快に思うニオイを放ち、その場所に寄り付かせないようにする対策です。

忌避剤は主に、以下3つのタイプに分類できます。

  • スプレータイプ(相場:1,000円~5,000円)
  • 固形タイプ(相場:1,000円~4,000円)
  • ジェルタイプ(相場:3,000円~6,000円)

被害レベル1~2であれば、比較的安価なスプレータイプの忌避剤でも効果があるでしょう。
ベランダの手すりなど鳩がよくやってくる箇所に、鳩が嫌がるニオイを吹きかけます。

例えば、このような忌避剤があります。

スプレーするだけなので非常に簡単ですが、持続時間が非常に短く数時間ほどしか効果がもちません。そのため、一度使ったらそれで終わりではなく、繰り返し同じ場所に吹きかける必要があります。

固形タイプも設置が簡単で使いやすいですが、雨に当たると薬剤が溶け出し、効果が減ってしまいます…。

ということで、最もオススメなのはジェルタイプの忌避剤です。
鳩がその場所を「安全だ」と認識している被害レベル3~4の状況であれば、若干お値段は高くなりますがジェルタイプを使用すると良いでしょう。

ジェルタイプの特徴は、鳩よけの効果が長期間持続すること。一度設置すればニオイは1年以上持ちます。

また、ベトベトとしたジェルに鳩を触れさせることで物理的な不快感を与えることも可能です。
その際、足についたジェルを取ろうとくちばしでつつくので、ニオイに対してダイレクトに不快感を感じます。

さらに最近のジェルタイプは雨風にも耐えられるように加工されているため、そう簡単に流れません。
なのでその点に関しては安心してくださいね。

ちなみにジェルタイプは「直接塗るタイプ」、「容器に入れて設置するタイプ」の2種類があります。どちらの場合も、下の画像のようなコーキングガンという道具を使用して設置することになります。

コーキング

初めて設置する方であれば、忌避剤とコーキングガンがセットになったものを購入することをオススメします。
そして対策後の後片付けを考えると、容器に入れて設置する方がラクだと言えるでしょう。

こちらの忌避剤とコーキングガンは、2つセットで使用することができます。

設置するときは、空の容器にジェルを入れて20㎝ほどの間隔で並べていきます。ジェル設置後すぐは鳩が戻って来ることもありますが、1週間ほどかけて徐々にいなくなる場合が多いです。

みんなのハト対策屋さんでも、忌避剤による対策を行っています。

実際にジェルタイプを使用した施工例として、病院に設置させていただいたことがありました。その後は4年間鳩が来ていないということなので、ご依頼を受けた側としても嬉しいですね。

また、ジェルタイプの忌避剤を設置した隣の人の家の鳩もいなくなった事例もあるほど。強力なハトよけ対策の1つです。

後期(レベル4):巣をつくられ完璧にすみつかれた!

後期で巣を作りフン被害も深刻な場合は一般の方では対策が難しいです。

鳩が巣を作り、完全にすみついてしまった状態の「後期」。フンの被害もかなり深刻。

この段階まで来てしまうと、一般の方では対策が難しい場合が多いです…。

ここまで被害が深刻になった場合、鳩は完全にその場所に執着しています。テグス、ワイヤー、スパイクなどで不快にさせようとしても、帰省本能と執着心の方がまさり鳩はしつこく居つくでしょう。

後期の段階での対策では、ジェルタイプの忌避剤のほか少々大掛かりな対策が必要になります。

  • 鳩が寄り付くベランダ全体に防鳥ネットを設置
  • 屋根上のソーラーパネルにパンチングメタルを設置

これらの対策は設置に少々コツがいるので、プロであるハト対策業者に依頼する方が簡単で手っ取り早いです。

ですが、「業者に頼むとお金がかかるし、まずは自分でなんとかしたい…!」という方も多いはずです。
ここでは、「防鳥ネット」や「パンチングメタル」を利用した鳩よけ対策を自分際のアドバイスをプロの視点からお教えしますね。

防鳥ネット(鳩よけネット)を設置
防鳥ネット

四六時中やってくるような最終段階だと、どれだけハトがしつこく来ても入れないようにする根本的な対策が必要です。

そこで行うのが防鳥ネット(鳩よけネット)の設置。ハトの侵入経路をふさぎ、鳩がそもそも中に侵入できないようにする物理的な対策になります。

防鳥ネットを選ぶ際のポイントは以下2つ。

  • 目立ちにくい黒や透明色のもの
  • ネットの糸はある程度太さがあるもの

ネットを張ると、範囲が広いこともありどうしても見た目が悪くなってしまいます。景観を考えて目立ちにくい色を選びましょう。

一方で、糸はある程度太さがあるものを選択します。もちろん細い糸の方が目立ちにくく景観を損ねませんが、強度が弱く飛んできた鳩も絡まりやすいのです。

防鳥ネットを自分で購入する場合の値段は、1,000円~数万円と幅があります。ネットの大きさや丈夫さによっても変わってきます。
設置場所にピッタリの大きさのものを選んでくださいね。

こちらの防鳥ネットは透明色で、目も細かくオススメです。

それから景観を損ねる点に関連して、集合住宅やマンションにお住まいの方にご注意いただきたいことがあります。それは「マンションによっては、美観保全の観点でネットの設置が制限されている場合がある」ということです。

勝手に設置するとトラブルに発展しかねませんので、設置の前にあらかじめ管理組合や管理会社などに相談しておきましょう。

また、実際に設置作業をする際は高所での作業が予想されます。

作業中に足を踏み外して落下したら非常に危険です。足元には十分に注意して作業を行ってくださいね!

設置する際の注意点は、以下3つ。

  • 壁面とネットの間にすき間をつくらない
  • ネットがたわまないようにする
  • 風雨で外れてしまわないようにしっかり固定する

鳩はネットが張ってあろうと、わずかなすき間を見つけて中に侵入しようとしてきます。
壁面とネットの間にすき間をつくらないようにし、ネットがたわまないように注意して設置していきましょう。

さらに風雨などで外れてしまわないように設置することもポイントです。
そのため、ネットを固定する器具の間隔は開けすぎず、かつ簡単に外れないよう壁にぴったりと固定します。

防鳥ネットも、ジェルタイプの忌避剤と組み合わせるとより効果的。
この段階では、鳩のその場所へ執着心はかなり強い状態なので狭めの間隔で設置すると良いでしょう。

パンチングメタルを設置
穴を塞ぐパネル

ベランダではなく、屋根の上に巣をつくられすみつかれてしまった!という場合もありますよね。
近年鳩が巣をつくる場所としてよく見受けられるのが、太陽光パネル下のすき間なんです。

そのような場所にすみつかれてしまった場合は、通気性を確保した上ですき間をふさぐことができるパンチングメタルの設置も有効でしょう。

ただし、設置する際は鳩が入れる部分を全てふさぐ必要があるため、結構な手間がかかってしまいます。また、屋根の上での作業ですので落下の危険性もあります。

値段はカット可能のもので20,000円程度(1m × 2m)。
「あれっ、大きさが合わない!」なんてことがないようにしましょう。

もれなくふさげば、ネットと同じく鳩の侵入を防げる強力な方法です。

太陽光パネル下だけでなく、室外機の下に設置することもあります。狭い空間に巣を作られてしまった場合に試してほしい方法です。

みんなのハト対策屋さんでもパンチングメタルの施工を行っていますので、自分で設置するのはちょっと…という方はぜひご相談くださいね。

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よくある鳩よけ対策グッズ、効果は実際どうなの?Q&A

ここまで紹介したのは以下の5種類でしたね。

  • テグス、ワイヤーの設置
  • スパイク(剣山)の設置
  • 忌避剤の設置
  • 防鳥ネット(鳩よけネット)の設置
  • パンチングメタルの設置

このほかにも様々な鳩よけ対策方法やグッズがあります。
このページに来たあなたは「あれ?あの方法はダメなの?」と気になっている対策があるのではないでしょうか?

しかし世の中に広まっている対策法の中には、残念ながら効果がないものもあります…。

実際に使わないと分からないので「安いからとりあえずやってみた!」と試すのですが、なかなか効果がでない。
そしてまた別な対策を試して、また上手くいかず…。このように無駄な出費を重ねて後悔する方もいます。

ここからは、よくある鳩よけグッズ・鳩対策の効果について説明していきます。
ハト対策のプロの立場から、ウワサの真偽を回答していきますね。

【磁石】Q.ハトの方向感覚を狂わせるってホント?

磁石

「磁石を設置すれば鳩よけに効く」と聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

ですが結論からいうと、磁石を設置した程度では鳩の方向感覚を狂わせることはできません。
鳩が住み慣れている地域では、なおさら効果がありません。

確かに鳩は飛ぶときに方角を知るため、地球が持つ磁気である「地磁気」を利用しています。
そのため磁石を設置することで地磁気を乱し、鳩を寄せ付けなくできると考えられているのでしょう。

しかし、それは甘い考えです…!

鳩が飛ぶときは、磁気だけでなく「視覚」もしっかり頼って自分の位置を把握しています。
また、磁石程度の磁力では磁気への影響はたいしたことがないでしょう。

↓磁石を使っても鳩が寄り付いてくるケースがほとんど。

【超音波】Q.ハトの嫌いな音を聞かせればOK?

超音波発生器

ハトの嫌いな音で追い払うことができるんじゃないか、と思われるかもしれませんがオススメはしません。

なぜならば、ハトの嫌いな音=人間が不快な音といってもさしつかえないからです。

例えば、鳩の嫌いな音の例としては以下が挙げられます。

  • 大音量の音
  • 天敵の鳴き声
  • 仲間の威嚇声

確かに鳩は臆病ですので、これらの音を鳩がよりつく場所で流せば追い払うことは可能です。

しかし、これらの音は人間も不快に思う音です。家の周りで流していたら苦情ものですよね…。
もし自分の隣人がこの対策を始めたら…と考えるとイメージがわくと思います。

しかも音での対策は、巣がつくられてからでは効果がありません。

何度もお伝えしていますが、鳩は非常にしつこい生き物。その場所を安全だと判断し、巣まで作ってしまった段階では音程度の鳩よけは意味がないのです。

「人間に不快な音がダメだったら、超音波ならいけるんじゃ…?」

そうお考えの方もいるでしょう。
超音波発生装置は、他の害獣の対策などにも用いられることがあるほどですね。

しかし、鳩には効果はありません。

実は、鳩をはじめとする鳥類は聞くことのできる周波数範囲が狭く、そもそも超音波を聞くことができないのです。
したがって、鳩に対して超音波発生装置を使用したとしても効果はありません。

【CD/目玉風船/吹き流し】吊り下げれば鳩が逃げる?

鳩を驚かせて追い払う効果があるCDやDVD

CDやDVD、目玉風船、吹き流し(短冊状の紙や布。風によってはためく)などは、一時的に鳩を驚かせて追い払う効果はあります。

CDなどを吊るしておくと太陽光が反射し、鳩はその反射光がキラキラするのを怖がるといいますよね。

おもちゃのヘビ

同じような鳩よけとして、「おもちゃのヘビ」「作り物のカラス」「猫の置物」などもあります。
こちらは、天敵となる動物などを置いて驚かす対策ですね。

しかしこれらの対策で注意していただきたいのが、効果は本当に「一時的なもの」であること。

長期間設置したままですと、鳩が慣れて「害がないもの」と理解し効果がなくなります。
そのため使用する場合は、鳩の「慣れ」を防ぐために使用する回数は減らし、こまめに置き場所を変えるなどの工夫が必要です。

そして鳩がいなくなっている間にワイヤー・テグス、スパイク、忌避剤を設置するようにしましょう。

光を反射してしまうCDやDVDに関しては、設置場所にも注意が必要です。

反射光が近所迷惑となり、そこから新たなトラブルになる可能性もあります。
利用する場合は、場所をよく検討してから設置することをオススメします。

【ストロボ発光器】Q.光でホントに追い払える?

ストロボ発光器

強烈な光は鳥類が苦手とするものなので、鳩に対して浴びせればある程度追い払う効果があります。

実際に使用している業者もあり、鳩よけグッズとして「ストロボ発光機」が販売されています。

しかし、こちらも場所をよく考えて設置する必要があります。
人間にとっても強烈な光であるため、設置場所によっては近隣トラブルを招きかねません。

また、やはり「慣れの問題」もあります。
鳩が光に慣れてしまうと効果はなくなってしまうので、長期間の使用はオススメしません。

使用する場合は、ワイヤー・テグス、スパイク、忌避剤など他の鳩よけ対策と組み合わせると良いでしょう。

【木酢液やニコチン水など】Q.こんなニオイを発するものを使ってもいい?

鳩は非常にニオイに対して敏感な動物であるため、ニオイで追い払うことは有効な方法の1つ。
ですので「忌避剤」はとても強力な鳩よけ対策だとお伝えしました。

忌避剤以外にも鳩が嫌がるニオイはありますので、ご紹介します。

  • 木酢液
  • ニコチン水
  • 漂白剤
  • バラやローズゼラニウム
  • ローズマリーなどのハーブ

上記のような、人間にとっても刺激の強いニオイがよく用いられています。

■木酢液、ニコチン水、漂白剤

木酢液

木酢液はホームセンターなどで入手可能。
ニコチン水は水にタバコをつけておくことで作成できます。
漂白剤は家によくある家庭用のもので大丈夫です。

これらは霧吹きのようなもので定期的に散布します。液体を浸した布などを設置する場合もあります。

ただしどれも人間にとっても不快なニオイである上、特にニコチン水や漂白剤は毒性もあるため、使用には細心の注意が必要です。

■バラ、ローズゼラニウム、ローズマリー

強い香りのバラ

バラは強い香りに加えてトゲも持ち合わせているため、鳩は近づくのを避けます。
同じようなニオイを放つローズゼラニウムを用いても良いでしょう。

また、ローズマリーのようなハーブをベランダに植える場合もあります。

こちらは人間にとってはいい香りで、鳩よけにもなるという優れもの。

しかし、植物だって生き物。
ローズマリーは比較的育てやすいのですが、普段植物を扱わない方にとっては手間に感じることでしょう。

また、鳩がよらない代わりに虫がよってくるという難点があります。

【電気ショック】効果ありそうだけど安全なの?

電気ショック装置

電気ショックは、物理的に鳩を追い払う効果があります。

鳥獣保護法に触れない…?と心配な方もいらっしゃると思いますが、鳩を傷つけない程度の軽い電気ショックになるのでその点は安心してください。万が一、人が誤って触れても影響はないような仕組みになっています。

少々大掛かりにはなりますが、市販の製品もあるので一般の方でも可能な対策法です。

鳩に対して直接的に刺激を与えるため効果は高め。

しかし、価格が10万円~15万ほどと非常に高いのが難点…。これならば、業者に依頼した方が安く済む可能性が高いです。したがって設置には検討が必要です!

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、鳩被害にお悩みの方のために、様々な鳩よけ対策法や鳩よけグッズを紹介してきました。

鳩は一度その場所を気に入ると非常に執着します。本当ににしつこいのです…!
ですので、まだ執着心が弱い「初期段階」で鳩よけ対策を行うことが効果的、ということでしたね。

しかし周囲の環境などが被害場所によって異なるため、対策一つ一つの効果は絶対的なものではありません。
取り組む場合は、どれか一つだけではなく組み合わせることで、成功する可能性がぐんと高まります。

また、磁石や置物など、実は鳩よけ効果が薄い対策もありますので、「安いからとりあえずやる」ではなく、適切で正しい対策を選んでくださいね。

「色々対策したけど、もうムリ…」
「一刻も早くなんとかしてほしい!」

こんなときは、私たちハト対策業者にご相談くださいね。
きっと鳩に悩まされている方のお力になれるはずです。

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