鳩はなぜ近づいても逃げないの?動かない時はどうすればいい?
住んでいるアパートのベランダに、鳩が来ています。
気持ち悪いので追い払おうとしているのですが、ちょっと飛び立つだけで逃げません。
またアパートの周りにも鳩がウロウロしており、近くを歩いても全然逃げず…。
なぜ鳩は追い払おうとしたり、近くを通ったりしても逃げないのでしょうか?
またどうすれば追い払えるのでしょうか?
鳩は人馴れしているため逃げないことが多いです。鳩が嫌うものを使って追い払いましょう!
こんにちは!「みんなのハト対策屋さん」の遠藤です。
公園やお家のベランダで見かける鳩は、近くを歩いても全然逃げないですよね。
これは街中に多くいるカワラバトが元々、家畜として飼われていた歴史があり警戒心が低いから。
そのため近くを通ったり、払ったりしても逃げないんですね。
ですので、例えばベランダにいる鳩を追い払うためには、ベランダに侵入させないものか鳩が嫌うものを使う必要があります。
また全く動かずに逃げない鳩がいる場合は、ケガをしている可能性も。
ケガをしている鳩への対応も詳しくご説明しますね。
※「ベランダに来ている鳩を撃退したい!」そんな方はみんなのハト対策屋さんにお任せください。
数多くの対策をしてきた経験をもとに、効果的な対策をさせていただきます◎
鳩が逃げない4つの原因
鳩が人を恐れずに逃げないのには、以下の4つの原因があります。
- 家畜として人馴れしているから
- お気に入りの場所だと認識しているから
- 道に迷った「迷い鳩」だから
- ケガや体調不良で休んでいるから
それぞれ詳しくご説明しますね。
家畜として人馴れしているから
街中でよく見るカワラバト(ドバト)は、1万年ほど前から人類に飼育され家畜化していった鳥。
伝書鳩用や食用に家畜化された中で、どんどん人に慣れるようになり警戒心が低くなったんですね。
もちろん街中にいる鳩は家畜として飼われているわけではありませんが、子孫ではあります。
さらに街中にいても人間に襲われないため、全然逃げなくなったんですね。
なお鳩の警戒心は、住んでいる場所の人の多さによっても異なります。
人が少ない農村部や海辺では警戒心が強く、人が多い都市部では弱くなっているんです。
とくに公園にいる鳩は普段からエサをもらっていることが多いため、むしろ近づいてくることすらあります。
お気に入りの場所だと認識しているから
鳩は縄張り意識が強く、一度気に入った場所だと執着し続けます。
これは鳩の「帰巣本能」があるから。
帰巣本能はカンタンに言うと、遠くからでも確実に巣などのお気に入りの場所に戻れる能力のこと。
先ほどもお伝えしたように、鳩はこの本能を活かし伝書鳩として活用されてきた歴史があります。
このような本能があることで、天敵がこない安全な場所から離れず、追い払おうとしてもなかなか逃げないんですね。
なおお家のベランダや太陽光パネルの下は、鳩にとって安全なため気に入られやすいです。
とくに巣や卵がある場合は、どれだけ鳩対策しても逃げないことが多くあります。
道に迷った「迷い鳩」だから
ベランダなどに鳩がおり、なおかつ足輪がついている場合はレース鳩が迷い込んできています。
あまり知られていませんが、帰巣本能がある鳩を使ってレースをする競技があるんです。
この鳩レースの最中に迷ってしまったり、カラスなどの天敵に襲われたりした鳩がベランダにきている可能性があります。
なおレース鳩に付けられている足輪には、電話番号が書かれていることがあります。
ですので記載された番号に電話してくださいね。
もし電話番号がない場合は足輪に書いている文字を確認し、以下の番号に電話し相談してみてください。
- 足環が「JPN」で始まっている
→日本鳩レース協会:0120-810118 - 足環が「NIPPON」で始まっている
→日本伝書鳩協会:03-3801-2789
ケガや体調不良で休んでいるから
公園やベランダなどで鳩が逃げず、かなり近づいても動かないような場合はケガや体調不良で休んでいる可能性があります。
もし体調不良で休憩している場合は、体力が回復したあとに飛んでいくでしょう。
ただ見た目で明らかにケガをしているときは、あなたがお住まいの自治体にある自然保護課といった野生動物に関する部署に相談してくださいね。
なおケガをしている鳩を保護しようと思っている方もいるかもしれませんが、一点注意すべきことがあります。
それは「鳥獣保護法」という法律です。
この法律では、野生動物に許可なく捕獲することなどを禁止しています。
(参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 | e-Gov法令検索)
ですので基本的にはケガをしていたとしても、無理に保護せずにそっとしてあげましょう。
逃げない鳩を放置すると生まれる被害
もしベランダにいる逃げない鳩を、そのまま放置するとどんな被害が生まれるのでしょうか?
フンや羽で荒らされる
まずはフンや羽などで、ベランダが荒らされる可能性があります。
鳩は他の鳥よりも食べる量が多いため、その分フンの量が多いです。
さらに同じ場所にフンをする習性があるため、どんどんフンが溜まってしまいます。
フンは放置しれば悪臭を放ちますし、金属や塗装を劣化させてしまうんです。
また鳩が羽ばたいたり羽繕いしたりすることで、羽が撒き散らされる可能性があります。
健康被害が生じる可能性がある
鳩にはフンや羽などにダニ・ノミ・病原菌がついています。
ですのでフンなどをそのまま放置してしまうと、ダニなどを多く吸い込んでしまい、健康被害が生じてしまう可能性があるんです。
実際に2014年には社会福祉施設で、フンが原因で「オウム病」の集団感染が発生したことも。
(参考:<速報>社会福祉施設におけるオウム病の集団発生―川崎市)
基本的に健康な成人であれば、感染などの危険はそこまでありません。
ただ免疫が低い子供や高齢の方は注意が必要です!
巣を作られる
鳩は多くの動物とは違い、1年を通して繁殖できる生き物。
中には巣で子育て中に生殖行動をする鳩もいるんです!
そんな鳩が1年を通して繁殖できるということは、つまりいつでも巣が作られる可能性があります。
もしベランダに鳩がいる場合は、雨風がしのげる&天敵が入ってこないために巣作りをする可能性が高いです。
さらに鳩は一度巣を作ることはできれば「安全なお気に入りの場所」だと認識するため、その後も頻繁にくるでしょう。
ですので早めに対策をして、今後の被害を防ぐ必要があるんですね。
鳴き声がうるさい
鳩がベランダなどにいると、「ホーホー」と鳴き声が聞こえるかもしれません。
この鳴き声は鳩が縄張りを主張したり、メスを呼んだりするためのものなんです。
もしメスが来て巣作りでもされたら困りますよね…。
ちなみに鳩は昼夜を問わず鳴くこともあります。
そのため寝るときも騒音に悩まされて寝付けないかもしれません。
鳩が逃げない場合の対策法
ここまで鳩が逃げない原因や生じる被害についてご説明してきました。
手やもので追い払うそぶりだけでは、鳩はすぐに戻ってきてしまいます。
さらにベランダなどにいる鳩が逃げない場合は、ご紹介したように多くの被害が生じます。
ですので「逃げないならそのままでもいいか…」とは思わずに、しっかりと対策して鳩よけするのが大事!
鳩よけするには以下の対策グッズを使いましょう。
- スパイク
- ワイヤー
- 忌避剤
- 鳩よけネット
これらのグッズは鳩の触覚や嗅覚などを通して嫌悪感を与えることで、鳩よけできるんです。
より効果が高いですので、鳩よけする際はぜひ設置に挑戦してくださいね。
なお以下の記事では鳩よけ方法について詳しくご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてください!
鳩よけ対策したい方必見!自分でできる対処法&プロ厳選の対策グッズ
被害を完璧に防ぐなら「みんなのハト対策屋さん」がベスト
逃げない鳩の場合は、どれだけ鳩対策をしても追い払えない可能性があります。
この場合は鳩の専門業者に頼み、追い払ってもらうのがオススメ!
鳩専門の業者は鳩のプロとして多くの知識、さらに駆除の許可を持っています。
さらに、これまで何件もの駆除をしてきたため、鳩撃退のノウハウもかなり充実しているんです。
ご自分で駆除すると失敗するリスクもありますし、もし鳩を傷つけてしまうと罰則を受ける可能性があります。
もし駆除を専門家にすべて任せれば、効果的な駆除をすぐにしてもらえるはずです!
なお「みんなのハト対策屋さん」なら70,000件以上の対策実績をもとに、しつこい鳩にあった対策をスムーズに行わせていただきます。
全国で対応していますのでお急ぎの方にもオススメです!
なお現地調査やお見積もりは基本無料のため、お気軽にご相談していただればと思います。
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まとめ
この記事では鳩が逃げない場合の原因などについてご紹介してきました。
改めて原因を振り返ってみましょう。
- 家畜として人馴れしているから
- お気に入りの場所だと認識しているから
- 道に迷った「迷い鳩」だから
- ケガや体調不良で休んでいるから
このように鳩は多くの原因が合わさって逃げないことが多いです。
ですのでもしベランダにきている場合は、ケガや足輪の有無を確認しつつ、適切な対策を行ってくださいね。
以上、「みんなのハト対策屋さん」の遠藤でした!
あなたのお悩み解決の手助けになれば幸いです。
この記事を監修したハト対策の専門家
遠藤とおる
鳩は生まれた背景や人に襲われないことが原因で、逃げない個体が多いです。そのためベランダに住み着かれた場合は、速やかに鳩対策を行うことが重要になります。